CATEGORY
現場レポート | 補助金を知る | 自然素材で作る家具 | What's耐震 |
What's耐震
2025.02.17 mon
構造から考える家づくりのポイント|構造計算編①
阪神淡路大震災では、犠牲者の89%が、家屋の倒壊によるものでした。
この原因は直下型地震の強烈な突き上げによる柱抜け(最大4トンもの引き抜き力)、
バランスの悪い壁配置によるねじれ現象などが原因とされています。
近藤建設工業は「SE構法」を採用し、地震に強い家を提案しています。
SE構法は、どんな大きな地震でも絶対に倒れない木造住宅を目指して、
阪神淡路大震災で被災した木造住宅の研究をもとに開発されました。
これまで、SE構法の建てられた建物延べ30,000棟以上において、
大震災における構造の損傷や倒壊は1棟もありません。
01|SE構法の緻密な構造計算
科学的な根拠に基づいて建物の安全性を検証するのが「構造計算」
現在、一般的な木造住宅は構造計算が法律で義務づけられておらず、
ほとんどが国の定める「壁量規定」という計算方法によって耐震性を計算しています。
「壁量規定」とは、壁や筋交いを簡易的に数値化し、必要な壁の量を数値化したもので、一棟一棟で構造計算を行なっているわけではありません。
また、壁を増やすことで耐震性を確保するため、自由な間取りが難しく、開口の幅も狭くなりがちです。
SE構法では、ビルやマンションなどの鉄骨造やRC造の建物で行われている「許容応力度計算」と呼ばれる
緻密な構造計算をすべての住宅で実施しています。
構造計算とは、住宅の設計に沿うプロセスです。
施主が望むプランに対して「構造計画」へと落とし込み、間取りを決め、地震だけでなく台風などの自然災害も想定し、「構造計算」へと進めていく。
これによって、自然災害に耐えうる堅牢さを備えながらも、大空間や大開口など希望の間取りや空間を実現することができるのです。
焼津市で注文住宅に対応している工務店
近藤建設工業株式会社