ライフスタイルのこだわりを盛り込んだ木の家
買い物中に気になっていた
「木を使って何かしていそうなお店がある!」
結婚してから焼津市内のアパートにずっと住んでいましたが、子供が生まれたことをきっかけに家を建てたいと考えるようになりました。 焼津市内にある実家の土地に建てることは決まっていて、「木の家がいいなあ」という希望があったので、木をよく使っている住宅会社をまわり始めました。 大手のハウスメーカーなども何件か行ってみましたが、予算が高かったことと、メーカーの思いが強く、自分たちの思いを形にできないことが、私たちの考える家づくりとは合いませんでした。なので、要望に答えて、一緒に家づくりをしてくれる工務店を中心に探していました。
その中で、買い物の際に道を通ると、建物のガラス越しにいつも木が見えている「木を使ってなにかしていそうなお店」が、気になっていました。買い物ついでに立ち寄ってみたら、そこが近藤建設工業さんのショールーム、「OMエコショップパル」でした。これが、近藤建設工業さんとの出会いです。
決め手は人柄が気さくで信頼ができたことと、
近藤建設工業の総合力
エコショップに入店したときはドキドキしましたが、スタッフさんが気さくに話をきいてくれてとっても話しやすかったので、それから何度も伺うようになりました。
話を聞くだけ聞いてくれたんです。2年くらいですかね…子供を連れていって、オムツを替えさせてもらったりしていたのが、家ができたのが幼稚園に入る頃ですからね。本当にじっくりと、親身に話をきいてくれたんです。
そして、それだけ何度もお話を聞いてもらいに行っていても、契約を強要されなかったことが大きいです。
住宅会社探しをする際、「色々な住宅会社をみて選ぼう」と、近藤さんのところに相談へ行く前に、他の住宅会社へ軽い気持ちで相談に行きました。
そうしたら、ざっくりとしたスケッチのようなものを書かれ、もう少し詳しく相談するには仮契約をして、設計費を納めないとだめ、と言われてしまい、正直引きました。当然、「もう、ここは無いな」と思いました。
近藤さんは、お互いに意思疎通ができ、自然な流れで契約となりました。これからの家づくりが本当に楽しみな契約でした。
近藤さんとお話ししながら、他の工務店の見学会等に参加したりもしていました。
でも、結局、「違うんだよね」となるんです。自分たちの要望が全然聞いてもらえない。聞いてもらえても、規格外だから料金は上乗せだと言われました。気に入っている家具屋さんに作ってもらいたい家具があると相談しても、工務店は自分たちで作れるから、うちで作るからいらないよと言われるし、他の業者を挟むことで生まれる責任問題のリスクをとりたくないから嫌だと断られました。
「いいよ」といってくれたのは近藤さんだけです。本当に、本気で、こちらの要望を第一に考えてくれることを実感しました。大変ありがたかったです。
また、工務店で家を建てようと決めても、個人で営んでいるような小さい工務店だと、設計士が外注になってしまったりと、間に様々な人や業者が入ることで話が通じないこともあり、不安な要素が多かったです。だから、直接話せばすぐ答えてくれるところが良かったので、近藤さんの総合力はとっても安心できました。設計も施工もやってくれるので、オーダーメイドの家具なども要望を聞いてもらえました。
予算内に納めるプランニング力の高さ
どんな壁で、どんな材料がいい、と最初から希望があったので、予算は上がっていくものだとよく聞きますが、私たちは削っていきました。でもそれは、近藤さんが概算をしっかりと計算して出してくれたのでできたことです。
その中で、私たちがこだわりたいポイントを抑えて、予算内でうまくいくような提案を細かくしてくれたので、納まることができました。
見えない部分は素材をかえる工夫や、階段の素材を途中で変えたり、屋根を片流れにしたら安くなると取り入れてくれたりと、私たちの要望に近藤さんのプロの手が加わって、要望と予算の両立を可能にしてくれた、という感じです。
家族の未来を見据えた提案
屋根を片側流れにしたので、結果的に天井が高くなり、とても開放感があるリビングになりました。リビングにロフトがあるのですが、そこをもっと広くしたいとしつこく言っていたのですが、近藤さんには「やめたほうがいい」と言われていて、結局広くしなかったんです。結果的に、こうして開放感のあるリビングになっているので、あの時近藤さんのアドバイスを聞いて本当に良かったなあと思います。
実際生活スペースは足りているし、開放感が本当に良いです。
また、どうやら屋根の形が音の反響にとても良い作用をもたらしているようで、娘が習っているピアノの調律の方が来てくれた時に
「音が良いですね!」「この家でピアノを弾くと反響が気持ち良いでしょう」
と言ってくれたんです。予想外の効果に繋がりました。
そもそも、当時は娘がピアノを習うことになるとは思っておらず、ピアノが入ることも想定していませんでした。ですが、近藤さんのほうで生活スタイルがかわることを考慮し、ゆとりもって間取りを考えてくれていたので、こうしてピアノも入れることができました。
ロフトの柵も、柱の細さが子供には危ないんじゃないかと思い、太くしたほうがいいだろうかと相談したところ、「お子さんはすぐ大きくなりますよ、細い方がきっと後から良かったと思えます。また 安全な柵をピッチで施工します。」とアドバイスをくれました。
その言葉に、細いまま作ることにしましたが、確かに一時期だけちょっと心配してみていれば良いだけで、すぐに危なくなくなりました。細い方がデザインも良くて、とても満足しています。
こうして考えると、今となってはよかったと思うことがたくさんあり、未来を見据えた近藤さんのプランニング力のおかげだなあと実感しています。
SE構法を使った空間設計
広いリビングがほしかったので、開放的な設計が可能な耐震SE構法で、柱がなく、大きな空間をつくってもらいました。耐震工法なので、地震の心配もなく、とても安心できます。また、最初から家財の収納を考えて設計してもらっているので、そもそもタンスなどの収納家具が無いんです。だから、揺れても倒れてくるものも無く、安全なんですよ。
また、風の通りを考えた設計をしてくれているので、よく風が通って涼しいです。
エアコンをつけていなくても夏が涼しいことには驚きました。窓の位置等もたくさん工夫されていて、とても過ごしやすいです。
毎日のように現場に行きました
施工が始まっても、何か思いつく度に、建築現場に要望を言いに行きました。大分迷惑をかけていたと思いますが、近藤さんは受け入れてくれました。大工さんも監督さんも気さくでいい人ばかり。すぐにいろいろ対応もしれくれるし、全く威圧的なところもなかったです。
子供が好きなように書いて遊ぶための黒板をつけた壁があって、子供の友達がくるとみんなでお絵描きをしたり、ローマ字の練習をしたりと盛り上がっているんですが、実はこれ、クロスにする予定だったのを急に思いついて、現場に言いに行って変えてもらったものなんです。あと、ドアがどうもしっくりこなかったので、近藤さんで建てられた喫茶店に内装を見に行って、「この店のトイレのドアがいい!」と言いにいったこともありました。これは、近藤さんが地元でいろんな建物を建てられているからできたことだと思いますし、その時に「変えられますよ」と答えてくれたのも近藤さんだからだと思います。
近藤さんだから実現できた、想いをぶつけて、形にしてくれる「家づくり」。完成した時は、感動よりも、「やっと住める!」という感情が大きかったですね。毎日現場に入り浸っていたものですから(笑)。とても嬉しかったですよ。
7年間住んでみて
一言、「住みやすい」です。
生活していれば勿論ごちゃごちゃしてきます。ですが、モノが収まるように作った家なので、片付けると、片付く家なんです。
アパートに住んでいた頃は、片付けに時間がかかっていました。しかも、いつまでも出ていて、仕舞えないものが必ずある。でも今回、「どこになにをおく」を想定して収納を考えたので、すぐ片付きます。片付ける場所がわかっているから、暮らしやすいんです。
床はやわらかいパイン材を使いました。やわらかいのが良くて、傷も気にならないので何も塗りませんでした。柱等も、希望で一番うすいウレタンを塗ってもらいました。それらの木の色が少しずつ濃くなってきて、味がでてきて良い感じです。
不具合は無いですね。どこが悪いとかも特にないし、気になりません。
でも、建ててからも、担当さんがたまに顔を出してくれたりと気遣ってくれました。
一度、ドアが開き辛いなあと思って呼んだら、なんと掃除不足でした(笑)
でも、すぐに駆けつけてくれたんですよ。呼んだらすぐ来てくれるというのは、地元ならではのことですし、安心感があってとても良いです。
床はやわらかいパイン材を使いました。やわらかいのが良くて、傷も気にならないので何も塗りませんでした。柱等も、希望で一番うすいウレタンを塗ってもらいました。それらの木の色が少しずつ濃くなってきて、味がでてきて良い感じです。
不具合は無いですね。どこが悪いとかも特にないし、気になりません。
でも、建ててからも、担当さんがたまに顔を出してくれたりと気遣ってくれました。
一度、ドアが開き辛いなあと思って呼んだら、なんと掃除不足でした(笑)
でも、すぐに駆けつけてくれたんですよ。呼んだらすぐ来てくれるというのは、地元ならではのことですし、安心感があってとても良いです。
ライフスタイルが固まったときが、建て時。
せっかく家を建てるんであれば、私たちは、自分たちの想いをちゃんと反映して、こだわりたかった。そして、お任せにした場合、結局後からいろいろ足すことになって、ごちゃごちゃした家になってしまうことが嫌だったんです。
後から足すことに対する懸念は家の構造にもあります。うちのリビングにはプロジェクターがあり、スクリーンが出るようになっているのですが、これも最初にやっておかなければ、今はスッキリ内部に納めてもらっている配線が、全部見えるところに出てしまうところでした。TVも壁掛けTVにしたのですが、最初に言っておいたので、そこの壁だけ補強して作ってくれました。
アパートでの暮らしも良い経験になりましたね。家に自分があわせて住んでいるので、型からはみ出たものが、全部出ちゃうんですよ。家にくらしをあわせないといけないから、無理が出る。でも、くらしに家をあわせる、そんな家をつくれたなら、全部収まります。置き場を決めて、作っちゃえば、収まるんです。ホットプレートひとつ、サイズや奥行き、すべてぴったりにしたら、くらしに対するストレスが無くなりました。片付ければ、片付くので、ずっと出っぱなしになってしまうものがないんです。
コンセントの数や位置も、最初からすべてが決まっていたなら、足りなかったり不具合だったりすることは無いです。将来的にこうなる、と考えておくことが大事だと思います。
だから、モノに溢れ、「これはいらないね」に気づくことで、自分たちの生活には何が必要なのかが分かったとき。すなわち、ライフスタイルがある程度固まったときが、マイホームの建て時ではないかなあと私たちは思います。
そして、好きなカタチや、実現したいことがあるなら、その思いを聞いてくれるところで家を建てるべきです。主観ですが、お決まりの家を建てるならハウスメーカー、こだわって自分たちの形を作るなら工務店じゃないかなと思いますね。
そして、呼んだらすぐ来てくれる、距離が近い、というのも大事。近藤さんは、台風が来たときも、「大丈夫ですか」とすぐ来てくれました。気にしてくれているし、そばに居てくれている実感がやっぱり安心に繋がります。
こうして改めて振り返ってみると、近藤さんとの家づくりはすごく楽しかったです。よく、家づくりは考えることが多くてだんだん嫌になった、という意見を聞きますが、そういうのは全くなかったですね。「一緒にものづくりをしている」ことが、本当に楽しかった。
一生に一度ですから、楽しく家づくりをして、最高の我が家に住むことができたのなら、それが何よりだと思います。